※とちぎパールライス株式会社は「JA全農とちぎパールライス部」に変わりました。






「とちコシなひとたち」第10回は、とちぎパールライス株式会社(現JA全農とちぎパールライス部)の福田さんにお話を聞いてみました。


Q:まずは福田さんのお仕事のお話をお聞かせください。



福田さん:
 私の部署は品質管理をしています。お米の質の向上と保持のためにいろいろな検査をするのですが、大きく分けると3つあります。
 1つが集荷した玄米の検査で、その品質検査はもちろんですが、その延長として、例えば今年はここのたんぼのお米がいいとか、こちらのたんぼはやや質があまりよくないとかなど、産地の選定もしています。
 2つ目は加工、つまり精米における品質管理があります。私たちには外食チェーンやコンビニエンスストアのクライアントもたくさんいるのですが、その方々のご要望に合う業務用のお米のための精米がちゃんとされているかどうかのチェックも行います。

 3つ目は精米された後のお米、製品になった後の検査で、これも業務用が中心なのですが、それぞれのお客様はお米の基準を設けていて、例えば割れているお米の割合が何パーセント以下であるとか、お米の白さはある数値以上でないといけないとか、細かく設定されていて、個々の製品がしっかり基準を満たしているかどうかを検査しています。



Q:精米工場もそうですが、こちらの検査室にもたくさんの機械がありますので、
  検査はほとんどは機械化され、コンピュータ分析されるのですか?



福田さん:
 当然、検査において機械は使いますが、私たちが大切にしているのは、検査員ひとりひとりの五感によるチェックです。なぜなら機械やコンピュータシステムは、ほとんどどの同業他社さんも同じようなものをお使いだと思うんです。だから私たちが重要だと思っているのは、コンピュータが出す数値だけでなく、ヒトの感覚なんです。私たちが実際試食して「わかる」ことなんです、そのお米がお客様のリクエストにちゃんと応えているかどうか。「ベロメーター」が一番大切!なんて、みんなにも言ってます(笑)。そのためには、訓練や経験も必要ですが、生まれ持った才能も重要になりますね。その意味では私たちの部署には、良い人材がそろっていると思います。



Q:それではお仕事のほとんどは社内での「検査」を行っているのですね?


福田さん:
 たしかに検査が中心ではありますが、業務用のお米に関しては、毎年変動するお米の品質を精米方法やブレンド加減で常にお客様の基準を満たせるようにいろいろ研究し提供していますし、また現場まで行って、いろいろお手伝いさせていただくこともあります。先ほども言いましたように、お客様それぞれが独自の調理や加工方法をお持ちで、具体的には、ある料理にための炊飯方法や水加減などを現場の方々と一緒に考えたりアドバイスさせていただいたりしています。私たちは単にお米という製品を納めて終わりとは考えていなく、その製品が最終的に、ファミリーレストランのメニューとして、またはコンビニのおにぎりやお弁当として、消費者の方々に食される段階でも満足いただけるもの作っていきたいと思っているのです。



興味深いお話しをいろいろしていただき、ありがとうございました。